2025年5月作成
スクリーンリーダーが稼働しているパソコンを音声パソコンと言います。それでは音声ブックとは何のことでしょうか?スクリーンリーダーが稼働している『Chromebook』を音声ブックと名付けてみました。
Chromebook はパソコンです。Google Chrome のChrome とbook をつないだ一つの単語です。ひとことで言えば、Google Chrome 専用パソコンです。主に、Chromeブラウザ上でできることが利用できます。
Chromebook のOS はChromeOS です。得意技はGoogle Chrome での検索、Gmail、YouTube、Googleマップ、Googleドライブ、等々です。人工知能のGemini も使えます。ワープロや表計算もできます。Android アプリも利用できます。MyMailやMyBook等のWindowsアプリは使用できません。
Chromebook のOS はChromeOS です。WindowsパソコンにChromeOS互換のChromeOS Flex をインストールすると、WindowsパソコンがChromebook互換機に変身します。尚、完全互換ではなく、Android アプリは使用できません。このホームページはChromebook 互換機によるChromebook の検証結果です。
ChromebookのキーボードにはWindowsキーがありません、代わりに検索キーがあります。Chromebookで[検索+X]キーを押す操作は、Chromebook互換機では[Windows+X]キーを押します。
専用のスクリーンリーダーはChromeVoxです。Voxのスペルは「 v o x」 、ラテン語で「音声」の意味だそうです。[Ctrl+Alt+Z]キーを押すたびに、スクリーンリーダーであるChromeVoxの開始と終了が切り替わります。パソコン起動時に自動起動もできます。無料です。
WindowsやMACのパソコンにChromeOS Flex をインストールするとChromebook互換機になります。ここではChromeOS Flex がインストール済みとして進めます。これからインストールする場合は下記のリンクからどうぞ。無料です。
インストールを準備する - ChromeOS Flex ヘルプ
音声ブック(Chromebook またはChromebook互換機)を利用するにはグーグルアカウントが必須です。すでに作成して、スマホ等で使用している場合は、音声ブックでも、同期してそのまま利用できます。
グーグルアカウントを持っていない場合は新規作成して下さい。
Gmail アカウントの作成 - Gmail ヘルプ (google.com)
Chromebook利用に必要な情報はヘルプを参照してください。
最初にやることは、スクリーンリーダーの起動と音量調節です。それとWiFi接続が必要です。有線LANの使用も可能です。
Chromebook またはChromebook互換機は、起動時にパスワード入力が必要です。パソコンがしゃべらない場合は[Ctrl+Alt+Z]キーを押してください、[Ctrl+Alt+Z]キーを押すたびに、スクリーンリーダーであるChromeVoxの有効と無効が切り替わります。
[Alt+Shift+S]キーを押すと『クイック設定、ダイアログ』と言い、ダイアログボックスが開きます、タブキーを20回ほど押して項目を確認してください。『アクティブにするには[検索+スペース]キーを押す』と言いますが、互換機では[Windows+スペース]キーを押します。EnterでもOKです。
音量調節が必要な場合は「音量スライダー」で止まり、左右矢印キーを押します。
WiFi接続が必要な場合は「ネットワークリスト」をアクティブにして、ネットワーク名であるSS IDを選択して、接続をしてください。
ダイアログボックスを閉じるには[Esc]キーを押します。
ここからは音量調整とWiFi接続以外の設定が初期状態のままとして説明します。
Chromebook の電源を入れると、最初にパスワード入力が必要です。パスワードを入力したらEnterキーを押します。パソコンがしゃべらない場合は[Ctrl+Alt+Z]キーを押してください、[Ctrl+Alt+Z]キーを押すたびに、スクリーンリーダーであるChromeVoxの有効と無効が切り替わります。
Chromebook を操作しないで放置すると、スリープ状態になります、電源ボタンを軽く押すと復帰します。尚、放置してもスリープ状態にしない設定があります。
Chromebook の蓋を閉じると、スリープ状態になります、蓋を開けると復帰します。
終了方法はいくつかあります。起動中のアプリはすべて終了させてから、電源を切ってください。
[F5]キーを押すと、ウインドウ外観モードに切り替わります。[Tab]キーを3回以上押して、二つのボタンと起動中のアプリを確認します。起動中のアプリで止まり[Ctrl+W]キーを押すとアプリが終了します。起動中のアプリがなくなったら電源を切ることができます。
電源を切る手順です。
終了方法1:[Alt+Shift+S]キーを押して、Tabキーを押して『電源ボタンメニュー』から終了を選択すると電源が切れます。
終了方法2:電源ボタンを押すと『電源メニュー』が表示されます。Tabキーを押して「終了」を選択すると電源が切れます。
終了方法3:電源ボタンを3秒以上長押しすると電源が切れます。
電源は切らないで、蓋を閉めてスリープ状態にし、使うときは蓋を開けて再開するのが楽です。この時はパスワード入力が必要ありません。ただし、バッテリーを消費するので、電源を切ることをお勧めします。
ブラウザである「Google Chrome」の起動方法です。
起動方法1:[Ctrl+N]キーを押すと、新しいウインドウが開いて、Google 検索画面が表示されます。
起動方法2:[Ctrl+T]キーを押すと、新しいタブが追加されて、Google 検索画面が表示されます。
起動方法3:[Alt+Shift+L]キーを押して、Tabキーを押して、『Google Chrome』と聞こえたら、エンターキーを押します。前回終了した状態から再開されます。
起動方法4:[Alt+1]キーを押すと、前回終了した状態から再開されます。起動方法3でTabキーを1回押した場合は[Alt+1]、9回押した場合は[Alt+9]キーを押して起動します。数字はテンキーではなく、横一列の数字キーです。
起動直後はGoogle検索画面が表示され、アドレスバーに位置しています。ブックマークバーが表示されている場合は[Alt +Shift+B]キーを押すと、ブックマークバーに移動します。
シェルフはWindowsのタスクバーに似ています。ランチャーボタンはWindowsのスタートボタンに似ています。
[Alt+Shift+L]キーを押すと『ランチャー、ボタン、シェルフ、ツールバー、ウインドウ』と聞こえて、シェルフの中の左端にあるランチャーボタンに移動します。Tabキーを押して、シェルフの中を右方向に移動すると、Google Chrome、Gmail、YouTube、等のよく使うアプリが並んでいます。さらにTabキーで進むと、日付やステータストレイがあり、一周してランチャー ボタンに戻ります。反対まわりもできます。ステータストレイは[Alt+Shift+S]キーを押したときと同じ『クイック設定、ダイアログ』です。見るだけなら[Esc]キーを押します。
シェルフの中を右方向に移動するとき、Tabキーを押した回数を覚えてください。
1回押したら「Google Chrome」、4回押したら「Gmail」、9回押したら「YouTube」。
この場合は[Alt+1]キーを押したら「Google Chrome」が起動され、[Alt+4]キーを押したら「Gmail」が起動され、[Alt+9]キーを押したら「YouTube」が起動されます。数字はテンキーではなく、横一列の数字キーです。
[Alt+Shift+L]キーを押して[検索+スペース]キー、またはEnterを押して、ランチャーボタンをアクティブにすると、ランチャーが表示されます。Windowsのスタートメニューと同じで、すべてのアプリが並んでいます。矢印キーまたはTabキーで移動してアプリを選択して、アプリの起動ができます。
起動したアプリを終了する場合は[Ctrl+W]キーを押すたびにタブが閉じ、最後のタブが閉じるとウインドウが閉じます。[Ctrl+Shift+W]キーを押すと、一度でウインドウが閉じます。
<注>
項目を移動するキーは[Tab]キーまたは[Shift+Tab]キーと思われるが、上下左右の矢印キーでも移動できるようです。矢印キーで移動できない場合は[Tab]キーで移動してください。
Chromebook のキーボード ショートカット - Chromebook ヘルプ
Google Chrome を起動して「パソボラさーくる虹」の公式ページを開いて閲覧してみましょう
[Ctrl+N]キーを押すとGoogle検索画面が表示されて、アドレス検索バーに移動します
半角英数で「niji.org」と入力してEnter、これで「パソボラさーくる虹」の公式ページが表示されます
[検索+R]キーを押して読み上げを開始します。以下、[検索]キーはWindowsキーで代用します
[Ctrl]キーを押して読み上げを停止し、[検索+R]キーを押して読み上げを再開しましょう
[検索+右矢印]キー、または[検索+左矢印]キーを押して読ませてみましょう
[検索+下矢印]キー、または[検索+上矢印]キーを押して読ませてみましょう
[検索+H]キーを押すと、見出し項目を追いかけて読み上げます
[検索+Shift+H]キーを押すと、見出し項目を反対方向に追いかけて読み上げます
Chromebook のキーボード ショートカット - Chromebook ヘルプ
[検索]キーを連続2回押すたびに、スティッキーモードの有効と無効が切り替わります。スティッキーモードが有効の場合は[検索]キーが押されたままの状態になり、上記のGoogle Chromeの操作で[検索]キーを押す必要はありません。[検索+R]の場合はRだけを押します。[検索+H]の場合はHだけを押します。尚、有効の場合は入力ボックスに入ると自動で無効になり文字入力ができます、入力ボックスから出ると自動で有効になります。
見出し項目に移動する場合、スティッキーモードが無効の場合は[検索+H]キーを押します。有効の場合はHだけを押します。有効の時に[検索+H]キーを押しても大丈夫です。
<注意>
一部のショートカットキーは、スティッキーモードの有効無効で動きが異なる場合があります。おかしいと思ったら[検索]キーを2度押して、スティッキーモードを無効にしてください。慣れるまではスティッキーモードを有効にしないほうが良いかもです。
[検索+ピリオド]キーを押すと、画面全体にChromeVoxメニューが表示されます。ピリオドはテンキーではなくMから二つ右です。Windowsのメニューバーと同じ構造で、横一列に11種類のメニュー項目が並んでいます。右矢印キーで移動すると、ジャンプメニュー、スピーチメニュー、ChromeVoxメニュー、などが並んでいます。それらのメニューは縦方向に数個から数十個のメニュー項目が並んでいて、上下矢印キーで移動すると、項目名とショートカットキーを読み上げます。ショートカットキーは英語で読み上げます。
例1
[検索+ピリオド]キーを押して、左右矢印キーで「スピーチ」に進み、上下矢印キーで「現在の電池の状態を読み上げる」に進むと、英語で『Search+O, then B』と読み上げます。エンターキーを押すとChromeVoxメニューが閉じて、電池の状態を読み上げます。いつでもどこでも[検索+O]キーを押して、Bを押すと電池の状態を読み上げます。Bを押すときは[検索]キーを押したままでも離しても構いません。
例2
[検索+ピリオド]キーを押して、左右矢印キーで「スピーチ」に進み、上下矢印キーで「読み上げの速度を上げる」に進むと、英語で『Search+@』と読み上げます。いつでもどこでも[検索+@]キーを押すたびに読み上げ速度が速くなります。[検索+Shift+@]キーを押すたびに読み上げ速度が遅くなります。
例3
Google Chrome を起動して「パソボラさーくる虹」の公式ページを開きましょう。
[検索+ピリオド]キーを押して、左右矢印キーで「リンク」に進むと、縦方向に閲覧中のホームページのリンク項目が並んでいます。上下矢印キーで「毎月の日程はこちらからどうぞ リンク」に進みます。ここでエンターキーを押すとChromeVoxメニューが閉じて、ホームページ内の「毎月の日程はこちらからどうぞ」に戻ってきます、エンターキーを押すと「研修会と見学会ご案内」のホームページにリンクします。[検索+R]キーを押してご確認ください。Ctrlキーを押すと読み上げを中断します[Alt+左矢印]キーを押すと前のページに戻ります。
<注意>
一部のショートカットキーは、スティッキーモードの有効無効で異なる動きをすることがあります。例えば[検索+Ctrl+L]キーを押すとChromeVoxメニューが表示され「リンク」メニューに進みます。アドレス検索バーに移動するつもりで[Ctrl+L]キーを押すと、スティッキーモードが有効の場合はChromeVoxメニューが表示され「リンク」メニューに進みます。慣れるまではスティッキーモードを有効にしないほうが良いかもです。
パソボラさーくる虹ホームページをChromeVoxに読ませて録音しました。YouTube動画になっていますが音声だけです、再生時間は5分52秒です。『毎月見学会』の5文字を『まいつき けんがくかい』と読んでほしかったのところ、『けんがく会』を『みがく会』と読み上げましたが、これ以外は自然に聞こえました。案内役はPC-Talker の中のShow です。
[Alt+Shift+S]キーを押すと『クイック設定、ダイアログ』と言い、ダイアログボックスが開きます、タブキーを20回ほど押して項目を確認してください。『アクティブにするには[検索+スペース]キーを押す』と言いますが、EnterでもOKです。
初期設定で説明した「音量スライダー」や「ネットワークリスト」は「クイック設定」に該当します。「クイック設定」の中に「ユーザー補助機能」がない場合は「設定」の中に「ユーザー補助機能」があるので、これを「クイック設定」に表示しましょう。
[Alt+Shift+S]キーを押すと『クイック設定、ダイアログ』と言い、ダイアログボックスが開きます
タブキーを押して「設定」と聞こえたらEnter
タブキーを押して「ユーザー補助機能」と聞こえたらEnter
タブキーを押して「クイック設定にユーザー補助オプションを表示する」と聞こえたらスペースでオンオフを切り替えます
[Ctrl+W]キーを押すとウインドウが閉じて終了です
[Ctrl+プラス]キーを押すたびに画面表示が拡大されます
[Ctrl+マイナス]キーを押すたびに画面表示が縮小されます
[Ctrl+0]キーを押すとズーム表示がリセットされます
ユーザー補助機能は視覚や聴覚等を補助してくれる機能です。視覚についての補助機能はChromeVox やズームの他、色補正、色反転、拡大鏡などがあります。
[Alt+Shift+S]キーを押すと『クイック設定、ダイアログ』と言い、ダイアログボックスが開きます。タブキーを6回ほど押すと『ユーザー補助設定を表示します』と聞こえます。[検索+スペース]キーを押すか、Enterキーを押すと『クイック設定、ダイアログ』と聞こえますが、表示はユーザー補助機能の設定です、タブキーを20回ほど押して、設定項目を確認してください。先頭はオンになっている設定項目が並んでいて、その後ろにすべての設定項目が並んでいます。
視覚に関する設定項目一覧です、オンまたはオフの二択です。[Esc]キーを押して設定の終了です。尚、ズーム表示は常にオンで、いつでも使えます。
1.ChromeVox(音声フィードバック)
2.音声入力
3.色補正
4.色反転
5.全画面拡大鏡
6.ドッキング拡大鏡(画面上部に拡大鏡があり、マウスポインターがある周辺が拡大される)
7.大きいマウスカーソル
8.テキストカーソルをハイライト表示する(青まるが表示される)
9.マウスカーソルをハイライト表示する(赤まるが表示される)
Chromebook のユーザー補助機能を有効にする - Chromebook ヘルプ
組み込みのスクリーン リーダーを使用する - Chromebook ヘルプ
Chromebook の画面でズームや拡大鏡を使用する - Chromebook ヘルプ
ログインパスワードは、Googleアカウントのパスワードを使うか、そのパソコンだけの専用パスワードを作成することができます。パソコン専用パスワードは8文字以上です。
PINは6文字以上の数字です、画面ロックの解除をするときにパスワードの代わりとして使用できます。ログインパスワードの代わりにはなりません。PINを作成すると運用が煩雑になるので、PINの作成はお勧めしません。
パソコン専用パスワードを作成する手順
・[Alt+Shift+S]キーを押すと『クイック設定、ダイアログ』と言い、ダイアログボックスが開きます
・タブキーを押して「設定」と聞こえたらEnter
・タブキーを押して「プライバシーとセキュリティ」と聞こえたらEnter
・タブキーを押して「画面をロック 自動ログイン」と聞こえたらEnter
・本人確認ダイアログ画面が表示されるので、現在のパスワードを入力します
①「画面をロック」の設定
タブキーを押して「スリープ状態またはディスプレイを閉じたときにロックする」と聞こえたら、スペースキーでオンオフが切り替わります。オフにしたらロックされないので、ロック解除のPINやパスワード入力は不要です。
②「自動ログイン」の設定
「ログインオプション」では、PINとパソコン専用パスワードの設定ができます
・PINは設定、変更、削除ができます
・パスワードは設定と変更ができます。削除することはできません、8文字以上です
・新しいパスワードと確認用パスワードは同じものを入力し、「確認」でEnter
・[Ctrl+W]キーを押すとウインドウが閉じて設定終了です
<注>
一部のChromebookはログインパスワードの代わりとしてPINが使用できるそうですが、互換機はPINの使用が限定的です。セキュリティ関連のハードが異なるための様です。
PIN を作成する、または追加機能を設定する - Chromebook ヘルプ
画面をロックする、またはロックを解除する - Chromebook ヘルプ
<参考>
一定時間操作しないで放置すると、画面表示が消えたりスリープモードに入りますが、常時、画面をオンにすることもできます。
・[Alt+Shift+S]キーを押すと『クイック設定、ダイアログ』と言い、ダイアログボックスが開きます
・タブキーを押して「設定」と聞こえたらEnter
・タブキーを押して「システム環境設定」と聞こえたらEnter
・タブキーを押して「電源」と聞こえたらEnter
・タブキーを押して「非アクティブで電源接続時」と聞こえたら、上下矢印キーで三択ができます
・タブキーを押して「非アクティブでバッテリ駆動時」と聞こえたら、上下矢印キーで三択ができます
・タブキーを押して「ディスプレイを閉じたときにスリープ状態にする」と聞こえたら、スペースキーでオンオフが切り替わります。
・[Ctrl+W]キーを押すとウインドウが閉じて設定終了です
このホームページは2021年5月に作成しました
目次1:Homeは2026年2月に更新しました、概要説明です
目次2:音声ブックは2025年5月に追加しました、ChromeOS Flex に関する情報です
目次3:人工知能は2025年6月に追加しました
目次4:しゃべる図書館は2025年7月に追加しました
目次5から目次8までは2021年5月の状態です、CloudReady に関する情報です、古いです